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2023 Jリーグ 第20節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦

2023 Jリーグ 第20節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦

先週はアウェーで鳥栖を相手に逆転勝利し、リーグ戦2連勝。ここから後半戦を勢いに乗せていくためにも非常に重要な7月2戦目は、ホーム埼スタにFC東京を迎えての第20節です。

FC東京は成績不振から監督交代があって以降、ここまで2連勝と、監督交代ブースト発動中。前任のアルベルさんのときは攻撃面、ビルドアップ時のポジショニングなどに意識が向かう一方、ボールロスト時のトランジション速度など、守備面で課題を抱えて失点がかさんで勝点を積めなかった印象。

ピーター クラモフスキー新監督就任後はトランジション速度や運動量に関して改善した印象で、特に失点しなくなったことで成績も改善というところです。前任監督の時の方がやりやすかった印象もありますけども、開幕戦で負けた借りをきっちり返すためにも、相手を上回って勝利を掴みたいところです。

スターティングラインナップ

2023 Jリーグ 第20節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦 スターティングラインナップ

さて今節のスタメンは、最終ライン左から大畑さん、ホイブラーテンさん、ショルツさん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと敦樹さん、左のSHに関根さん、右に大久保さん、トップ下に安居さんを配置し、1トップに興梠さんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは西川さん。サブには岩波さん、荻原さん、平野さん、小泉さん、髙橋さん、カンテさん、そして彩艶さんが控えます。

前節は連戦を考慮してか髙橋さんとカンテさんのセットでスタートしましたが、今回は興梠さんと関根さんがスタメン復帰。興梠さんはJ1通算500試合出場という大記録達成です。ベンチには小泉さんが久しぶりに戻ってきて、後半からの投入で違いを見せられるかにも期待。

対するFC東京は、最終ライン左から長友 佑都選手、エンリケ トレヴィザン選手、木本 恭生選手、小泉 慶選手。ダブルボランチに安部 柊斗選手と松木 玖生選手。トップ下、東 慶悟選手。最前線3トップに、左から俵積田 晃太選手、ディエゴ オリヴェイラ選手、渡邊 凌磨選手という並びの 4-2-1-3 スタート。GKはヤクブ スウォビィク選手。

アクシデントで酒井さんを失いゲームプランの変更を余儀なくされる。互いに決定機少なくドローが妥当な試合か

この試合に関してはやはり前半早々の酒井さんの負傷退場が痛かった。ハイボールの競り合いの中で、運悪く酒井さんが空中で体勢崩して腕から落ちちゃったことでどうやら肘を痛めてしまったよう。前半6分で酒井さんがいなくなるってのは完全に想定外で、急遽、荻原さんを投入してそのまま彼を右サイドに。

酒井さんがダメってなったときに交代選手としては荻原さんしかおらず、左利きの彼を右で使うってのは、過去の酒井さん一時離脱時に明本さんを同様に使ってたのと同じなんですけども、やはり左利きの選手が右に入るとどうしても縦方向への圧力が減衰してしまう。

酒井さんは守備面での強度はもちろんずば抜けてるんだけど、攻撃時にハーフスペースを縦に出ていくところの判断力と勢いが凄まじくて、その高さ的な強さもあってロングフィードのターゲットとして前線で絶大な威力を発揮してくれてるんですけども、そこに走り込む人がまずいなくなるってのと、荻原さんが同じような動きしたとしても酒井さんのようなロングフィードのターゲットにはなりにくいって点で右サイドから一気に怖さがなくなってしまう。

これはまぁ酒井さんの能力とかフィジカルに依存している部分でもあるので仕方ないことなんですが、やっぱ酒井さん負傷でできた穴がでかすぎた。

さらにFC東京がかなりインテンシティの高いプレーをしてきたのに対して、ウチはちょっと疲れが溜まってるのか、酒井さんの負傷交代で少しふわふわしてしまったのかはわかりませんが、フィフティな競り合いの部分で相手に対して後手を踏むシーンも多く、興梠さんが関根さんとの関係性でポストに当たる惜しいシュートを放つなど、個々の局面ではさすがっていうプレーがあったものの、全体としてはチャンス創出もほぼできず、停滞した試合展開に。

スコアレスで折り返した後半、66分には興梠さん→カンテさん 岩尾さん→髙橋さんとして、安居さんをボランチに下げた上で関根さんをトップに下に移動。左SHに髙橋さん、ワントップにカンテさんを投入。さらに77分には敦樹さん→平野さん、関根さん→小泉さんとして、運動量の落ちたFC東京に対してボールを握りつつ押し込む状況を作りますが、なかなか3人目以降が連動するような効果的な崩しを発動できず。

荻原さんも前半はカットイン中心に見せておいて、後半は縦への突破を意識的にやっていたように見えましたが、そこから上がるクロスに選択肢があまりない状況。ここはショルツさんが思いきってドリブルでボール持ちだしても、周辺の選手の動き出しがないので詰まってしまったりしていたのと同様、ちょっと連動性が足りてない、というか点が獲れないときのウチってこんな感じ(アタッキングサードまでは侵入するけど選手の連動が単発でその先の選択肢が多く作れない)だよねっていう流れに。

終盤、勝点1でいいやと割り切ったのか5バックにして守る東京に対して効果的なフィニッシュを発動するに到らず、そのままスコアレスでドローとなりました。

内容的にはお互いに決定機も少なく、引き分けが妥当な試合だったと思いますが、同日開催されていた上位対決(マリノス×名古屋)が引き分けていた関係上、ここで勝点3を詰めると大きかったんで、その辺に関してはちょっと残念でした。

とりあえず今は酒井さんの怪我が重傷じゃないことを祈りつつ、やっぱ右のSBについては補強しないとダメだよなと改めて思ったこの試合。

さて、次は水曜日の天皇杯で、ここはかなり人が入れ替わると思いますが、チャンスをもらった選手がしっかり結果を出してくれることに期待しつつ、今回は現地には行けないのでテレビ前から応援しようと思います。

試合ハイライト

試合データ

観客: 49,108人
天候: 曇 / 気温 26.1℃ / 湿度 80%
試合結果: 浦和 0-0 FC東京(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: -
主審: カミス モハメド アルマッリ 氏
順位: 4位(10勝3敗7分/勝点37/得失点差+12)

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